私は小さい頃から手作りプレゼントを贈るのが好きで、家族や友達や恋人に、いろんなイベントで度々プレゼントしていました。
なかでも、これは一番こだわって力作に仕上げた、と自負できるものがあります。
贈ったのは、高校3年生の頃
それを贈ったのは、高校3年生の頃でした。
当時一番仲の良い親友の女の子に、高校最後の年の誕生日に何か特別なものをプレゼントしたいと思い、しかもびっくりするようなものがいいなと考えていました。
そこで、彼女の大好きなジブリのナウシカのフィギュアを作ろうと決めたのです。
なぜ市販のフィギュアを買わなかったかというと、もちろんオンリーワンという理由もありますが、手作りにすることでその子への感謝や祝ってあげたい気持ちなどが、とても伝わりやすいと思ったからなんです。
私が手作りのプレゼントをもらって嬉しかったのは、ものの作りのちょっとしたところから、思いやりや気遣いが伝わってきたからなんです。
それに、そういった想いをこめて作っている間に、今までのその人との思い出や、渡した時のリアクションなどを思い浮かべたりして、準備期間がとても楽しいというのも理由です。
それに当時高校生だった私は、あまり高いプレゼントはできないというのも理由でした。
そのときは、粘土や発泡スチロール、飾り付けのポプリやシールなどを揃えて、2千円弱くらいでした。
1週間くらいかけて、一生懸命作りました。
1週間くらいかけて、一生懸命作りました。
独自のアレンジで飾りつけをしたり、名前を彫ったり、ちょっとしたアイテムを作り込んだりするのが楽しくて、夢中になったのを覚えています。
そして当日、学校に持っていき、教室で直接渡しました。
その子はとっても大きな声を上げて、教室にいたみんながびっくりしてしまうほどとても喜んでくれました。
卒業してもう何年もたちますが、いまだにその子の家に遊びに行ったときには大事に飾ってくれてあるのをみて、贈ってよかったなと思います。
手作りのプレゼントは、贈るこちら側も嬉しくなるし、感謝の気持ちを自然と感じられるし、作った時の気持ちも残りますので、ものを通して色んな気持ちを感じあえるものだと思います。