私が高校1年生の頃、当時は京都府の城陽市という所に在住しておりました。
そんなある日、中学の友人から久々に電話がきました。
その内容は、私達と同じ中学のある友人がバイク事故で死んだという知らせでした。
香典の替わりに雑誌やお菓子を持参
私はすぐさま他の友人達に連絡し、翌日の葬儀に参列しました。
しかし当時の私達は高校1年生、香典を持っていく余裕がなく、その代わりに故人が好きだった雑誌や玩具、菓子などを持っていきました。
順番に焼香を済ませ、香典を持っていかなかったので香典返しも断り、出棺を見送りました。
数時間後、お骨になった友人に今一度会う為、皆で彼の家に向かいました。
そうすると彼の両親は私達に目一杯の食事をごちそうしてくれ、色んな思い出話を聞かせてくれました。
香典返しに頂いたクッキーの詰め合わせに涙
やがて夜も更けてきたので私達はそろそろ家に帰ろうと思い席を立ちました。
その時に彼の母親が「アンタ達、コレ貰ってないでしょ?よかったら持って返って」と香典返しの包みを全員に配りはじめました。
しかし香典を持っていかなかった私達はその香典返しを貰う事に気が引け、遠慮しようとしました。
すると彼の母親は「いいのよ、香典返しをコレにしたのもアンタ達みたいな子にあげようと思ったからよ」と言って、その箱を私達に渡しました。
そして家に帰り、頂いた香典返しを開けてみると、それは故人が生前好きだったクッキーの詰め合わせでした。
値段はおそらく千円くらいのものだったと思います。
その香典返しのクッキーを確認した時、私は何故だか涙が止まりませんでした。